パーマをかけたい

パーマ希望のお客様とのよくあるやり取り

こんにちは、オーラムの金田です。

美容師さんとお客様の間で、まあまあよくある施術前のカウンセリングのやり取りです。

「今日は髪型どうしましょう?」

「今日はパーマをかけたくてきました♪」

「そうですか、パーマの感じとかヘアスタイルのご希望はありますか?」

「う〜ん、ハッキリ決まってないんですけど、これは(パーマで仕上がったスタイル写真を指差して)嫌で・・・こんな感じ(コテで仕上げた写真を指差して)は好きなんです。」

どういう事かっていうと、コテで仕上げたスタイルを、パーマのスタイルだと思ってるお客様が凄く多いって事なんです。(主にセミロングからロングのお客様に多い)

これは実はお客様は全く悪くなくて、美容業界が悪いと思うんですよね。

ひと昔前(80年代とか90年代前半あたり)・・・

ヘアスタイルはソバージュ(かなり強めのウェーブヘア)や、スパイラルパーマなど、パーマスタイル全盛期がありました。

美容業界はかなり儲かったそうです。(因みに僕はこの頃はまだ美容師やってません)

美容室のメニューで、パーマってかなり利益率の良いメニューなんですよね。

パーマスタイル全盛期が終わって、カラーリングブームが来ました。

その後は巻き髪ブームが来ました。

パーマをかける人が激減したんですよね。

お客様の”パーマ離れ”です。

カラーリングブームは引き続いてましたが、カラーはパーマに比べて材料費が高いんです。

美容業界はお客様にパーマをまたかけてもらうのに必須でした。

ヘアカタログに載せるスタイル写真も、なるべくパーマスタイルを載せて、パーマ希望のお客様を集客しようと頑張っていました。

その時に載せるスタイル写真。

本当にパーマで仕上げた写真なら良かったんですが、多くの美容室でコテで巻いたスタイルをパーマで仕上げましたって、よく書いてたんですよ。(勿論、全ての美容師さんではありません。ただ、僕が働いてた店ではやってました)

一時的にはそういった広告で、パーマのお客様は増えます。

ただそのせいで、お客様はパーマスタイルとコテで巻いたスタイルの区別がしづらくなったんです。

それに、その流れでパーマをしたお客様の多くは、あれ?写真の仕上がりとなんか違う・・・って思った人多いと思います。

当然なんですよね、見た写真はコテで仕上げたスタイルで、実際にお客様がやったスタイルはパーマのみで仕上げてますから。

今現在は、巻き髪ブーム全盛期は過ぎてるので、”いかにもコテで巻きました”的なスタイルは古く感じますよね。

かと言って、コテを使わないか?っていうとそんな事なくて、”コテを使ってコテっぽくない巻き方”みたいなのが好まれてます。

パーマをするか?しないか?の判断は、より難しくなってると思います。

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