という美容室情報サイトに僕のブログの記事を紹介して頂きました。
紹介して頂いたのはこちらの記事。
ヘアスタイル画像販売はアリか?ナシか?という内容の記事です。
ヘアスタイル画像販売というのは、ネット広告やホームページなどで使うヘアスタイルの画像を、販売業者から美容室が購入してそれを自社のホームページなどに掲載するということです。
法的には全く問題ありません。
ただ、その販売された画像の使い道は、買った側の自由なんですね。
ということは、お客様を集客する為に目を引きそうなヘアスタイル画像を購入して、お店のイメージ画像などにも使えるし、「うちの店でつくりました!こんなパーマお勧めです!」なんで使っても法的に問題ないんです。
この手の業界の裏話みたいな、美容業界では当たり前だけど、お客様は知らない事って結構あるんですよね。
実際僕もあるお店で勤めさせてもらってた時、まだ新人スタイリスト(カットをし始めて間もない頃)の頃、これから自分を支持してくれるお客様を増やさなければなりませんでした。
そこで会社がフリーペーパーなどで費用を使って集客をしてくれます。(当時は今程ネット集客は進んでませんでした)
広告にはヘアスタイル画像が必要です。
ヘアスタイル画像を作るには、モデルさん、メイクさん、カメラマンさん、撮影に慣れた美容師、それだけ必要なんです。
モデルは僕でも用意できます。
メイクさんはその店ではメイクのスタッフがいたので大丈夫。
カメラマンはフリーペーパーの専属カメラマンがきます。
問題は撮影の仕事に慣れた美容師。
僕はまだ新人スタイリストです。
自分自身はやる気があったとしても、技術が伴わないので僕が任される事はありません。(会社も宣伝広告費用を使ってますから、確実に集客効果が出せるクオリティーの高い作品を作らないといけませんからね)
だからどうなるか?というと、既に多くのお客様に支持されてる美容師(その時は僕の上司である店長)が撮影を担当します。
僕はそれをヘルプしながら近くで撮影の仕事を勉強できるわけです。(今はスマホのカメラが凄く良いし、ヘアスタイル撮影自体がもっと気軽にできる環境というか、する事が当たり前になってますが、当時は撮影自体が少しハードルが高かった気がします。)
フリーペーパーが出来上がると、店長が作った可愛いヘアスタイル写真が載っていて、そのヘアスタイルについての説明などが書いてあります。
そして、「このヘアスタイルを担当したのは・・・」の文字の先には、店長の名前ではなく僕の名前と顔写真が載ってるんです。
この宣伝広告の目的は、新人スタイリストの僕にお客様をつけること。
既にお客様がついてる店長には、これ以上宣伝広告を使ってお客様を増やす事は必要ありません。
だからこういう事って当たり前によくありました。
僕にとっては凄く恵まれた環境だったんですが、そのフリーペーパーのヘアスタイルを見て、この人にやってもらおうって指名してくれたお客様のことは騙してたことになりますよね。(そこで僕が気に入って貰えれば、結果的にはこちらもお客様がついて、お客様も気に入った美容師が見つけられて、まあ問題はないです)
当時はなんの疑問もありませんでした。
必死でしたから^ ^
客観的に物事を考えられる今だと、美容師業界って変な事多いよなって思います。