
美容室でのヘアスタイル、当たり前ですが仕上がりの良し悪しは担当の美容師さんの腕とセンスが重要です。
とはいえ来店時のお客様の状況によって、大きくではなくても仕上がりに差が出る可能性があることは正直言ってあり得ます。
この記事では、お客様が美容室に行く時に気をつけて欲しい事についてお話します。
美容室に行く時のマナーについて今まであまり気にしていなかった人には必見の記事です。
美容室での仕上がりをより良くするために注意しておきたい事3選

お客様が美容室にご来店するときに気をつけて欲しい事…
色々ありますが特に重要なことを3つ紹介します。
この3つは場合によっては仕上がりに影響するかもしれません。
- 洋服に注意
- 睡眠不足に注意
- 時間に注意
洋服に注意

美容室に行くときに絶対に来て行ったらダメな服がいくつかあります。
- パーカー
- タートルネック
- 厚手のニット

基本的には首元にボリュームのある服は避けてください。
上記の種類に当てはまらなくても生地が厚めなら避けた方が無難です。
美容室では洋服を汚さないようにクロスの下にタオルを巻く店がほとんどですね。
ただでさえタオルで首周りには厚みがでます。

それに加えて厚手の洋服が重なるとカットが本当にしづらいんです。
特にショートヘアは襟足のボリュームを取るために繊細なカットをします。
首元に服のボリュームがあるととてもじゃないけど繊細なカットは難しいです。

もう一つ、厚手の生地ではないけれどカットがやりにくい服があります。
それは男性の襟の硬いカッターシャツ。
これも正直言ってカットやりにくいです。
ボタンを2、3個外してもらって曲げてしまえばなんとかなりますが…
とはいえお仕事帰りなどで仕方ない場合もありますよね。

できる限り避けていただけるとありがたいですね。
紹介した服は全くカットができないレベルではありませんが、カットの精度を上げるためにはできれば避けてほしいのが正直なところです。
睡眠不足に注意

美容室にいく前日はしっかりと睡眠を取るようにしてください。
カット中のうたた寝は、間違いなくカットに影響があります。
お客さんが自覚できるほどではないかもしれませんがカットの精度は落ちます。

うたた寝くらい…
プロだからなんとかできませんか?
もちろんなんとかはします…
ただやっぱりやりにくいし、なんと言っても危ないんですよ。

刈り上げとかだとお客様の耳を切ってしまう可能性もあります。
あとお客様がうたた寝をするとカットするときの手元が動くんです。
そうなると僕ら美容師が自分の指を切ってしまうこともあります。

それは大変。
お客様のためにも美容師のためにもカット中はしっかりと起きていて欲しいんです。

それともう一つカット中のうたた寝がダメな理由をお話しします。
それは”ステムが狂う”からです。

ステムって?
ステムとは毛束の引き出す角度のことです。
カットやパーマの技術ではこのステムで全てが決まると言ってもいいくらい。

髪に段を入れる時などに美容師さんが髪の毛を上に引き出すの分かりますか?
例えば地面に対して90度に髪の毛を引き出すのは”ステムを90度”となります。
このステムを90度なのか、60度なのか?
それによってヘアスタイルが変わってきます。

適当にやってるようでしっかりと計算されています。
毛束を決まった角度に引き出したときにウトウトされてしまうと、狙ったところでカットができないのは分かりますよね。
時間に注意

これは説明するまでも無いかもしれませんが予約時間に遅れないことです。
でも5分くらいは大丈夫ですよね?


大丈夫とは言えません。
美容室の仕事内容で5分って結構大きいんです。
特に完全予約制のマンツーマン美容室などはお客様の遅刻は致命的な場合が多いです。
僕の店の場合もそれに当てはまるので、遅刻にはかなり厳しくさせてもらってます。

でも10分くらい遅刻しても大抵の美容室だと普通にやってくれますよ。
それは普通にやってるように見せてますがどこかで時間を稼いで終了時間は変わらないように調整してます。
そうしないと次のお客様に迷惑がかかりますからね。

本来リラックスできるシャンプーの時間だったり、スタイリング方法の説明を簡単にしたりと。
遅刻することはお客様自身にとっても損をすることがあるんです。

大幅な遅刻はその日はお断りされることもあるでしょう。
遅刻の常習のお客様だとブラックリストになって忙しい日が予約を入れてくれないなんてことにもなりかねません。
-
-
【髪型の失敗を劇的に減らす!】美容室でのオーダーの時に重要な5つの事とは?
まとめ
- 美容室に行くときは守べきマナーがある
- マナーを守らないことでお客様も損をする事もある
当ブログの読者の大人女子なら知ってるようなマナーばかりかもしれませんが、頭の片隅に入れて置いてくれると美容師としてはとても助かります。

この記事が誰かの役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。