こんにちは、オーラムの金田です。
あるお客様(髪は肩に当たる長さ)からの質問。
「毛先が外に跳ねちゃうから、何もしなくても良いように毛先のみ内巻きパーマをかけたいんだけどできますか?」
これはよくある美容師とお客様の、パーマに対しての認識の違いなんですよね。
結論を言うと、肩前後の長さは内巻きパーマかけてもただ乾かしただけでは内巻きになりません。
僕も美容師になる前は、パーマってそういうもんだと思ってました。(乾かしたらパーマで作った形がそのまま出ると思ってた)
でも、パーマってそんなに単純なものじゃないんですね。
パーマの役割は、”真っ直ぐな毛を曲線にしたり、ゆるい曲線をより強い曲線にする事”なんです。
よく分かんないと思うので、内巻きパーマに絞って説明します。
毛先を内巻きにロットを巻いてパーマをしたとします。
その髪は内巻きにもなりますが、肩に当たってひっくり返れば外ハネに仕上がる可能性もあります。
”毛先が跳ねるから内巻きパーマを”とパーマかけても、より跳ねる可能性もあるって事です。
直毛の人が毛先が跳ねてしまう場合、毛先に内巻きパーマをかけると、内巻きにブローしやすくなる事もあります。
あとはカットとの相性もありますね。
簡単に内巻きにしたいなら、肩に当たらない長さで、比較的段の無いスタイルにしないと内巻きになりません。(ワンレンボブなど)
昔のパーマスタイル(ソバージュなど)と違って最近のパーマスタイルは、微妙な強さのカールやウェーブのスタイルが多いので、カットの補助的な役割も大きいと思います。