サロンワーク日記 美容室が決まってない

仕事のこだわり《カット》

こんにちは、オーラムの金田です。

”毛先を揃えて下さい”にはいろんな意味が・・・


”毛先を揃えて下さい”

美容室でお客様がするカットのオーダーで、度々でるフレーズです。

でも、この注文への美容師の対応って、美容師さんによってすごく違うし何通りもあると思います。

  • 毛先1センチをカットする
  • 毛先数ミリだけをカットする
  • 2センチ程カットする
  • レイヤーのみ入れ直す

どんな対応をするかも美容師のセンスだと思ってます。

僕の場合は、どうして”毛先を揃えて下さい”とオーダーしたかを一番に考えます。

例えば、伸ばしてるから毛先のみを整えて欲しいのか?

傷みが気になるから毛先の傷みを無くしたいのか?

今の髪型が気に入ってるからそれをキープする為に毛先をカットしたいのか?

何か毛先を揃えたい理由があるんですよね。

だから言われた通りに毛先をカットするんじゃなくて、お客様がそう思った動機が解決するように心掛けています。

お客様が完璧にオーダーが出来ると思ってません。

髪の毛に関しては素人さんですからね。

ちょっとした仕事のこだわりでした。

  ”軽くして下さい”にも色んな意味が・・・

”軽くして下さい”

これも美容師のセンスによってかなり対応が違ってきます。

お客様のオーダーの仕方としては、かなり多いフレーズです。

僕が思う、このフレーズでお客様が伝えたい事って

1.単純に毛量を減らしたい
2.レイヤーの調整でシルエットを軽くしたい
3.毛先軽くしたい

この3パターンに分かれると思ってます。

お客様は髪が重いなって思ってカットに行く時、どんな風に重たいかなんて普通は考えませんよね。

そこの部分を見抜いてあげるのが美容師の仕事だと思ってます。

長く美容師やってて思うのは、技術はもちろん大事ですがそれ以上にコミニケーション能力が大事だなって思ってます。

そこの部分が、よくお客様が言う「あの美容師さんは、思った通りの髪型にしてくれる♪」って所になるんじゃないですかね?

「髪をすく」ということについて

「髪をすく」

という行為にマイナスイメージを持っているお客様が以外と多いようです。

理由はほとんどの場合が似たような感じの内容です。

すきバサミですかれ過ぎてまとまらない
すかれ過ぎて短い毛が出てくる

そんなのが多いです。

そもそも、「髪をすく」と言う言葉がかなり偏った技術を指してると思います。

カット用語だと「毛量調整」とか言います。

すく=すきバサミで量を減らす

毛量調整=髪の量を減らしたり、頭の形を補正したりする。使う道具は様々。

日本人の髪を全く毛量調整無しでカットするとどうなるか?

だいたい変になります。

髪は硬いし、頭の形も悪い人がほとんどです。

ただ、毛量調整もやり方が悪いと短い毛が飛び出たり、髪がまとまらない状態になります。

髪は頭の場所によって密度が濃い場所、薄い場所があります。

そして沢山毛量を減らしても問題ない場所と駄目な場所があります。

内容をまとめると、

すく事は悪い事ではありません、でもやり方が悪いと逆効果です。

その辺の説明をある程度してくれる美容師さんの方が安心ですよね。

カット中に不安なことがあったら、気軽に聞いて下さいね。

ちゃんと説明しますよ♪

セニング(すきバサミ)は傷む?

以前、新規のお客様からの予約の電話で、

「すきバサミを使うと髪が傷むので、使わないカットがいいんですが、そちらはすきバサミは使いますか?」

こんなお問い合わせがありました。

たまにこういう心配をされるお客様が見えます。

この問い合わせに対しての僕の答えは、

「すきバサミは使う時もあるし、使わない時もあります。その場で一番ベストな道具を使いますので、お客様からの道具の指定は受けておりません。」

第一、すきバサミが傷むというのは間違った情報ですね。

どんなハサミでも、切れ味が悪ければ傷みます。

使い方が悪くてすきバサミですきすぎた結果、バサバサになって傷んで感じた。

みたいな事かもしれません。

因みに僕は、すきバサミですいた感じが今はあまり好きではないので、どちらかと言えば使わない方だと思います。

ただ、ロングをバッサリ短くした時や、カットが久々なお客様の場合などは、すきバサミを部分的に使った方が効率が良い時があるので、その場合は使います。

髪の量を調整するのには、すきバサミを使う他にはスライドカットがあります。

スライドカットは、ハサミをスライドさせて量を減らしていくので一見削いでる様に見えますが、削いでる訳ではありません。

スライドカットも傷むと思ってる方もいる様ですが、ハサミがちゃんと切れれば傷みません。

レザーカット(カミソリ)も傷むという印象がありますが、ちゃんとレザーカットを勉強した人がやれば傷みません。

僕はレザーカットは学んだことが無いので、お客様の希望があってもやりませんよ。

カットは同じクオリティなら、短い時間で仕上がった方がお客様も負担が少ないですよね。

なので、カットは常に研究してます。

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